FX用語>含み益の意外な落とし穴とは？？

FX取引では、一般には不況の時は売れにくく
なるようです。
それは、為替の値動きがとても激しくなるからです。
景気が普通の時は、どの通貨もそんなに値動きは
しないものです。
上昇するにしても下降するにしても、比較的
緩やかです。
トレンドの動きの予測もさほど難しくは
ないでしょう。
しかし、不況の時は動きの予測がつきにくく
なります。
リーマンショックのように、予想外のアクシデントが
起こることもあり得ます。

保有している外国通貨を売るタイミングもなかなか
掴めません。
そのような状況の時に特に頭を悩ませるのが
「含み益」や「含み損」です。
FX以外にも、株などでも使われる用語ですね。
含み益とは、利益を確定する前の、現時点での
利益のことです。
含み損は同じ状態で損失が出ている場合の、
その額のことを言います。
例えば、１ドル＝100円の時に10000ドルを
買ったとします。

現在もその10000ドルを保有していて、１ドル＝98円に
なっている場合は、２万円の含み損が出ていることに
なります。
含み益や含み損は、まだ確定していないにも
関わらず、利益や損失が出てしまったような
気持ちにさせるものです。
特に含み益は厄介なものです。
更なる値上がりを期待して、利益の確定を先送り
しがちなのです。
しかし、不況の時は何が起こるか分かりません。
早めの利食いを心掛けた方が良いでしょう。